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1 おかしな利払いが要求されるアメリカのFRS(連邦準備制度)
FRS(連邦準備制度)とは、アメリカの通貨であるドルを発行し、市中銀行を監督する中央銀行の制度ですが、おかしな利払いが要求されるシステムとなっています。
制度の概要は、政策を決定する連邦準備理事会(FRB・FEDEAL RESERVE BOARD)と、実務を取り仕切る12の連邦準備銀行(FRB・FEDEAL RESERVE BANK)から成り立っており、理事会の人選は上院の承認後に大統領が任命し、建前は政府の機関と言えますが、予算の割当はなく、政策の決定も関与されることはありません。
そして、実務を行うニューヨーク連邦準備銀行を筆頭とする12の連邦準備銀行は、政府の資本が入っていない民間銀行になります。
国から予算を貰わずに、どこからお金を捻出しているかですが、それがこの制度の一番の問題に繋がってきます。
中央銀行は独立した機関だからおかしくはないと考える人は、その良く言われる独立性の常識を疑う必要がありますが、ここでは議題にせず、費用を捻出する摩訶不思議なシステムだけに焦点を絞ります。
そのシステムのカラクリは、もしアメリカ政府が100ドルを必要とした場合、利子の付いた100ドル米国債(米財務省証券)をFRBに引き渡し、FRBから100ドル紙幣を受け取るようになっているのです。
つまり、政府がお金を新たに必要とすれば、国の財政が赤字とかは関係なく、FRBは利息を得る権利を手にする仕組みになっているのです。
アメリカの財政赤字は巨額であり、その国家予算の歳入を上回る歳出をどのように賄っているかにもよりますが、過去からの資金流通量を含め、アメリカ政府がFRBに引き渡した米国債の償還や利払いの金額は莫大になります。
2 法案の成立自体も曰く付きであった
そのため、当然法案の成立も曰く付きでした。
1913年12月23日、多くの議員がクリスマス休暇で不在のところ、電撃的に法案は可決されました。
では、当時既に世界の大国であったアメリカの中央銀行を誰が支配していたかですが、制度が発足した当初、実質的にFRBを管理していたのがニューヨーク連邦準備銀行であり、その株主は、
- ナショナル・シティ・バンク
- ファースト・ナショナル・バンク
- チェース・ナショナル・バンク
- マリーン・ナショナル・バンク・オブ・バッファロー
- ナショナル・バンク・オブ・コマース
などの民間銀行でした。この法案は、クーン・ローブ商会のポール・ウォーバーグの関与が指摘されていますが、つまりアメリカという国は、1913年の連邦準備法成立以降、国家として重要な通貨を発行する機関を支配され、正当な理由のない利息を取られてきたことになります。
3 建国当時から政治家と対立してきたアメリカの中央銀行
そもそもアメリカは、建国当時から中央銀行と対立してきたことは、独立宣言の起草に関わった第3代大統領トーマス・ジェファーソンの以下の言葉から分かります。
The Central Bank is an institution of the most deadly hostility existing against the principles and form of our Constitution. If the American people allow private banks to control the issuance of their currency, first by inflation and then by deflation, the banks and corporations that will grow up around them will deprive the people of all their property until their children will wake up homeless on the continent their fathers conquered.
中央銀行は、憲法の原則と形態に反して存在する最も致命的で敵対的な制度である。もし、アメリカ国民が民間銀行に通貨の発行権を許せば、まずはインフレ、それからデフレによって、銀行や企業は人々のすべての資産を奪って成長するだろう。 それは、子供たちが、彼らの父が征服した大陸でホームレスになるまで続くであろう。
この言葉のとおり、アメリカ合衆国憲法では、貨幣の鋳造は連邦議会の権限と定められ、中央銀行は違法なのです。
「中央銀行と通貨発行権を管理し、インフレとデフレによって国民の資産を奪う」
この危惧が現実のものとならないように、事前に阻止に動いた政治家は何人もいます。
特に有名なのが、第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンで、当時の中央銀行であった第二合衆国銀行を潰すことに成功しました。
しかし、その後も国と中央銀行の支配者との対立は続きます。
歴代のアメリカ大統領で、在職時に暗殺されたのは4人ですが、そのうちの一人は、言わずと知れた、第35代大統領のジョン・F・ケネディです。