幕末の日本において、知識は行為によって完結するとした思想・陽明学が、志士たちに少なからず影響を与えました。
そして、陽明学を興した王陽明は、「啾啾吟」という題の詩を残しています。幕末の志士たちも口ずさんだとされるこの詩の大意は、次のようなものです。
自分が信じて選んだ道は、どんな行路でも道である。
眉をしかめて愁うことなく、少しずつ着実に歩いて行こうじゃないか。
物事の成否は、人間の与り知らぬ処にある。
心配ばかりしても仕方がないだろう。
他人の評価を気に病み、しくしく嘆き悲しんでは居られない。
この詩からは、窮地に陥っても前を向いて生きていくことの大切さを教えてくれます。

