ラベル 戦国時代 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 戦国時代 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020/01/01

戦国武将から危機に遭遇したときの覚悟を学ぶ





目次 読了時間5分

  1. 危機にどう対処するか
  2. 奥州の覇者・伊達政宗
  3. 佐賀藩の藩祖・鍋島直茂と家臣・中野清明
  4. 戦国の風雲児・織田信長
  5. 義を貫いた武士・鳥居強右衛門
  6. 戦国武将たちの覚悟



1 危機にどう対処するか



危機にどう対処するかという問題は、個人や組織にとって大事なテーマです。

日常生活において、もはやこれまでという場面はそうは訪れないと思いますが、危機は至るところで生じてきます。

そのピンチの姿形は様々で、その対応の仕方もまた様々になりますが、状況に応じてその場を乗り切らなくてはなりません。

2019/03/11

織田信長の性格を意外なエピソードから検証する





HiCさんによる写真ACからの写真 




目次 読了10分


  1. 概ね好意的に解釈されてきた過去の信長
  2. どこからか始まった現代版・信長包囲網
  3. 人間味のある温かいエピソードを無視する批判者
  4. 当時の寺社は信者を駆り出す武装集団
  5. サイコパスは創価学会の会長・池田大作ではないのか?
  6. 今も昔も変わらず悪用される宗教の善の側面
  7. 信長がいたからこそ乱世が早く平定されたという事実
  8. 主君・信長の恩義を無視した羽柴秀吉
  9. 様々な創作が加えられていると思われる酒宴の逸話
  10. 創作のような解釈だと思われる同盟者・徳川家康への企て
  11. 柴田勝家ら武辺者を恐怖で従わせることなど不可能
  12. 宣教師ルイス・フロイスが記した信長
  13. 非道な戦国武将マムシの道三から所領を譲るとまで言わしめた信長
  14. 情報操作に騙されないことの大切さ



1 概ね好意的に解釈されてきた過去の信長



織田信長を題材にして本を書けば、一年は飯が食えると言われてきた出版界において、過去、様々な作家によって信長は料理されてきました。

その人物像は、それこそ作家の独自な視点によって描かれてきたわけですが、その中で信長が起こしてきた敵の殲滅については、戦乱の世にあって、天下を平定するためだったという概ね好意的な解釈が取られてきました。



2 どこからか始まった現代版・信長包囲網



しかし、ここにきて状況が変わってきたようです。

美人脳科学者と呼ばれている中野信子氏が、根拠もなく著書で信長をサイコパスと断定したり、安倍応援団の筆頭・百田尚樹氏が、信長を個人的に貶めたり、作家の垣根涼介氏が、小説「信長の原理」で人を人とも思わぬ信長像を描くなど、なぜだか現代版・信長包囲網が敷かれているようです。

2018/06/26

家康の顰像(しかみぞう)のように、惨めな自分の姿を残すことについて




徳川家康 三方ヶ原戦役画像 
パブリックドメイン 徳川美術館所蔵


戦国の覇者・徳川家康の自画像に、一風変わったやつれた表情の絵があります。

権力者らしからぬこの一枚は、通称・しかみ像(顰像)と呼ばれています。

作品の由来は、三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗した家康が、苦境や屈辱を忘れないために、敗戦直後に描かせたと伝わるものです。

この家康の器量を示す逸話は、創作の可能性も指摘されていますが、この戦で惨敗した家康は、浜松城へと逃げ帰ります。

その途上で、恐怖のあまり脱糞したという話は後世に付け加えられたもののようですが、生死を別けた退却であったことは間違いなく、家康はそんな最中にあっても、闇夜の遁走に付き添った忠臣を後に褒賞するため、その供回りの刀に痰唾を吐き続け、証拠を残していたというのです。

2017/02/01

文句なしでおすすめできる歴史小説「安土往還記」辻邦生  意志を具現化する力



安土城跡

あけびさんによる写真ACからの写真 



国民的作家・司馬遼太郎氏の作品を批判すれば、いっぱしの歴史小説通だと言われるようですが、本作を未読の歴史小説通は存在しないはずです。

この作品は、遠くイタリアから日本にやってきた一人の異国人の視点から、織田信長という、あまたの作者によって描かれた戦国武将を軸に進んでいく時代小説です。


信長は、事あるごとに敦盛を舞ったと言われている。


人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり


その幻の生に対し、自らの意志と能力を用い、「事が成る」ことに生涯を賭けた一人の男の儚い栄華が、辻邦生の硬質で律儀な文体によって描かれている。

我々と同じように、ただ一度きりの儚い生涯が、一人の戦国武将を通じて描かれている。




紹介図書