目次 読了5分
- 出版界の革命児・見城徹さん
- 無名の人間との交友も大切にする熱い方
- 見城さんの755へ突撃敢行
- 冷たくあしらわれた理由を伺いに再び突撃
- 時間を置いて再度突撃を敢行
- またしても無視という結果に終わる
- 言葉を扱う出版社の社長としてどうなのか?
- 私の家族の反応
- 出版業界や言論界はこれで盛り上がるのか?
- 私と会話するだけで果たせない義理人情などあるのか?
- 変革の時
1 出版界の革命児・見城徹さん
幻冬舎の社長で、出版界の革命児とも呼ばれる見城徹さんは、数々のベストセラー作品を世に送り出してきました。
歌手の郷ひろみさんが離婚の真相を綴った告白本「ダディ」は、離婚届の提出日に発売されて話題を呼び、わずか2週間で百万部に到達しました。
そんな見城さんは情熱的な男性として知られ、サイバーエージェントの藤田晋さんなどから兄貴分として慕われており、また、たとえ立場が下の人であっても、初めての面会では先に到着しているような義理堅い性格でもあり、そのような魅力的な性格からか、多くの著名人との交友関係があります。
しかしその一方で、無名の人々との交流も大切にしています。
著書で、
2 無名の人間との交友も大切にする熱い方
しかしその一方で、無名の人々との交流も大切にしています。
著書で、
「名前も知らず、一度も会ったことがない無名の人と、僕は対等に向かい合いたい。そうしなければ気が済まない。」
引用 たった一人の熱狂 幻冬舎文庫 見城徹
と語っているように、SNSの755では、名前も顔も知らない人から届くコメントに対し、真剣に向き合う姿が話題となりました。
それはいつしか「奇跡のSNS」などと呼ばれ、アンテナの低い私の耳にさえその噂は届いてきました。
3 見城さんの755へ突撃敢行
ということで、私も見城さんの755で、やじうまコメントに投稿してきました。
その目的は、ドストエフスキーを超える作家と自認しながらも、世間には見向きもされず、燻っている現状を打開するためであり、まずは見城さんの著書を数冊読んでからコメントを投稿してみました。
見城さんは、嘘を吐く人間や小細工する人間を嫌い、常に正面突破を図ってきた熱い方ですので、私もこってりとした熱いコメントで突撃することにしました。
見城さんは、嘘を吐く人間や小細工する人間を嫌い、常に正面突破を図ってきた熱い方ですので、私もこってりとした熱いコメントで突撃することにしました。
なお文中の「石垣走」とは、前職時に政治的な発言などで職場に迷惑が掛からないよう、私が用いていたペンネームです。
755のやじコメは200字が制限となっているようであり、数回に分けて以下のように投稿しました。
はじめましてこんにちは、石垣走と申します。
突然のお便りで失礼します。
単刀直入に申し上げます。
見城さんのおっしゃるように、売れない本に価値はなく、結果を出すことが正義であるならば、私のキラーカードをぜひ一度見て欲しいのです。
私は、自分の書き上げた小説を、既存の出版社に頼らず、独力で世間に討ち入りをかけています。
その理由は幾つかあります。
まず一つ目は、作品に絶対の自信を持っているからです。
いまその小説はアマゾンのキンドルで出版していますが、その解説の冒頭には次のように記しました。
「小説の石器時代は終わりを告げる。真の芸術はここから始まる。あなたは、時代の証言者となるでしょう」
この言葉は虚勢ではなく、陶酔でもなく、嘘偽りのない私の感情です。
そして二つ目の理由は、私は義憤から現政権を激しく攻撃し、さらにタブー視されているその背後の勢力も攻撃しているからです。
見城さんもおっしゃっているように、戦後の本物の政治家は、皆中川一郎のように殺されるか失脚させられています。
田中角栄、小渕恵三、橋本龍太郎、梶山静六、中川昭一など、主に経世会で自主独立路線を貫いた政治家の末路は悲惨なものでした。
と冒頭このように、過激かつ暑苦しくなりましたが、見城さんのやじコメに投稿しました。
ただ途中で投稿した文が何故か表示されておらず、再送しても表示されず、しばらく置いて再び送ったのですが、それでも何故か表示されなかったので、次の日に再度以下の文章を投稿しました。
昨日書き込みさせていただいた石垣です。おはようございます。朝早く失礼します。
ただ途中で投稿した文が何故か表示されておらず、再送しても表示されず、しばらく置いて再び送ったのですが、それでも何故か表示されなかったので、次の日に再度以下の文章を投稿しました。
昨日書き込みさせていただいた石垣です。おはようございます。朝早く失礼します。
見城さんは、どんな人間にも分け隔てなくガチンコ勝負してくれると窺って、私はここに来ています。
私は、有名になりたいとか、金が欲しいとか、そんな俗な欲望は持ち合わせていませんが、日本や世界中の人々を勇気付け、救いたいという大欲があります。
キラーカードである作品も、そんな想いを込めて書き上げました。
そしてその内容は、元気をなくしてしまった日本の大衆の、無意識の欲求を掴み取っているはずです。
もし見城さんが、今まで感じたことのない熱狂と、今まで見たことのない景色を求めるのであれば、私と一度会ってください。よろしくお願いします。
とこのように、さらに暑苦しく盛った文章を送ったのですが、見城さんからの返事は、
全く興味がありません。悪しからずご了承下さい
でした。
えーーーーーー? そんなバナナ。
まだ小説を一行も読んでもいないうちからそんなに冷たくするなんて……しかも自分の言葉に責任を持てとおっしゃっていた見城さんがこんな対応するなんて……
4 冷たくあしらわれた理由を伺いに再び突撃
せめて理由だけでも聞きたいと思い、次の日に再び投稿しました。
私
おはようございます。二日間コメントさせて頂いている石垣と申します。ご返答ありがとうございます。私の申し出は興味がないとのことで残念ですが、少年Aとまで会って出版の話を進めていたと言われる見城さんが、どうして私の願いは無下に断るのかを、今後の参考のために伺うことはできませんでしょうか?よろしくお願いします。
見城さん
無視
私
…………絶句
何か理由があるのかと思い、とりあえず時間を置き、再度正面突破を図るべきときを待つことにしました。
この行為を、しつこいと思う方がいるかもしれませんが、見城さんは作家の五木寛之さんと仕事をするために何度も手紙を出し、17通目でようやく奥様から返事を貰い、25通目で初めて会うことができたと語っていますので、まだまだ序の口です。
5 時間を置いて再度突撃を敢行
そして、3ヶ月ほど経ってから再び以下のコメントで突撃しました。
私
おはようございます石垣走と申します。関係のない文のコメント欄で失礼します。私のことを覚えていらっしゃらなければ、はじめましておはようございます。前回見城さんに興味がないと一蹴されましたが、再びやってまいりました。
前回のように会う会わないという話ではなく、ここで、衰退する本物の活字文化と沈みゆくこの国の未来を私と語り合っていただけませんでしょうか?
無料で視聴できた「徹の部屋#36」でお話しされていたように、昔は今と違い、読書しないことが恥とされる活字文化があったはずです。そのような文化の衰退は、この国の未来と無縁ではないはずで、そんな話を、この国を憂う草莽の一人として、出版界を代表する見城さんとお話がしたいです。
少し文言を訂正していますが、このように送りました。
6 またしても無視という結果に終わる
しかしまたしてもシカトされてしまいました。
うーーーん、どうでしょう? (ミスター長島茂雄風)
私を頭のおかしい奴だと判断したのかもしれませんが、猟奇殺人を犯した少年Aとまで会い、出版の話を進めていたのですからこれは当てはまらないでしょう。
忙しいとの理由があったとしても、少なくとも無視はないはずです。
売れている奴とか、仲間内でしか仕事をしないのであれば、それはそれで構いませんが、出版界の革命児の看板が泣くでしょう。
7 言葉を扱う出版社の社長としてどうなのか?
少なくとも言葉を扱う出版社の社長として、無名の人と対等に付き合いたい、との約束を反故にしていることに関し、どう考えているのでしょうか?
私個人と約束を交わした訳ではありませんが、本にしたということは世間様に吐いた言葉です。
「せっかく「やじコメ」に投げかけてくれる人に無下な対応をしたり無視したくはない。」
「僕は基本的にすべての「やじコメ」に応え、真剣勝負でユーザーと切り結ぶことを決めた。」
「相手が有名だろうが無名だろうが、755では対等に付き合い、濃密な関係を切り結びたいのだ。だから僕は手抜きをせず、自分の時間を割いて755に注力してきた」
「名前も知らない755ユーザーが一人孤独に紡ぐ言葉を、簡単に読み飛ばしたくない。彼らの存在と彼らの重みを感じられない、そんな思い上がった自分であれば、もはや仕事は引退した方がいいとさえ思う。」
引用 たった一人の熱狂 幻冬舎文庫 見城徹
「言葉はそれほどまでに重いものである」
引用 読書という荒野 NewsPicks Book 見城徹
「出版界を代表する人間の言ってることとやってることが違うなら、業界全体が信用されるはずもなく、出版不況になるのも当然だね」
と長男が言ってました。
「そんな奴に何言っても仕方ないよ。人間は自分を飾りたがるから、そいつも例外じゃなかっただけのことだよ」
と次男が言ってました。
「パパもうやめたら」
と普段口を聞いてくれない長女に言われました。
「あんたなんて誰も相手にしないわよ。さっさとお皿洗ってちょうだい」
と妻に言われました。
出版界を代表する人間が、市井に生きる一人の人間の必死の問いかけに対し、なぜ無視をするのかその理由すらも言わないのであれば、日本の出版業界や言論界が盛り上がるはずもありません。
もし私が出版社の社長で、
「名前も知らない755ユーザーが一人孤独に紡ぐ言葉を、簡単に読み飛ばしたくない。彼らの存在と彼らの重みを感じられない、そんな思い上がった自分であれば、もはや仕事は引退した方がいいとさえ思う。」
引用 たった一人の熱狂 幻冬舎文庫 見城徹
「言葉はそれほどまでに重いものである」
引用 読書という荒野 NewsPicks Book 見城徹
8 私の家族の反応
「出版界を代表する人間の言ってることとやってることが違うなら、業界全体が信用されるはずもなく、出版不況になるのも当然だね」
と長男が言ってました。
「そんな奴に何言っても仕方ないよ。人間は自分を飾りたがるから、そいつも例外じゃなかっただけのことだよ」
と次男が言ってました。
「パパもうやめたら」
と普段口を聞いてくれない長女に言われました。
「あんたなんて誰も相手にしないわよ。さっさとお皿洗ってちょうだい」
と妻に言われました。
9 出版業界や言論界はこれで盛り上がるのか?
出版界を代表する人間が、市井に生きる一人の人間の必死の問いかけに対し、なぜ無視をするのかその理由すらも言わないのであれば、日本の出版業界や言論界が盛り上がるはずもありません。
もし私が出版社の社長で、
「俺はこれだけ自信がある作品を書いたんだ」
という人間が来たとしたら、仮に時間がなかったとしても、
「おお分かった、今は時間がないから読めないが、冒頭の5ページだけでも送りなよ。暇な時にでも読むからさ」
とか
「正規のルートで幻冬舎の新人賞に応募しなよ。それでもし選考に残ったら、少しは目を通してあげるからさ」
ぐらいのことは言うはずです。
本が売れない時代なら尚更のことで、そこに才能やビジネスの種が潜んでいるかどうか、間違いなく確認するでしょう。
10 私と会話するだけで果たせない義理人情などあるのか?
私は確かにアンタッチャブルでウォンテッドなのかもしれませんが、私と語らうことぐらいで、見城さんの言うGNO(義理・人情・恩返し)が死守できないならば、そんなものは内に閉じた馴れ合いに過ぎないと思います。
見城さんは、身勝手すぎる行動を取ったNewsPicksというメディアについて、
「義理、仁義、礼儀、恩義といった義に関するものが一つもない。今は勢いが良くてもこういう会社は必ず滅びる」
「NewsPicksはあらゆることが身勝手過ぎる。都合が良過ぎる。随分と我慢をしたがもう限界だ。」
引用 ご本人Twitter
とツイッターで述べました。
このNewsPicksがどんな者たちの集まりで、その内情も私は知りませんが、安倍政権と背後にいるディープステートとは、こんな義理も人情もない者たち集まりですよ。
11 変革の時
悪などもう沢山です。日本は変わらなければならない。そのために見城さんの力が必要なのです。
あなたを引きずり出さなければ出版界は変わらない。
「新しく出ていく者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか?」
引用
この言葉は、幻冬舎が世間に船出するときに使われたキャッチコピーのようですが、このときの新鮮で熱いお気持ちを未だ持ち続けているのであれば、いつかご一緒に仕事ができるはずです。
ちなみに見城さんは755で、虹の色をすべて混ぜると黒になると確かニーチェを引き合いに出して語っておられましたが、我々人間や生命を生み出した宇宙空間は、暗黒に満ちています。
ニーチェの説く能動的ニヒリズムとは、対象に囚われた思想であり、仏教では、無と有、白と黒、すべての二項対立は解消されており、東洋思想の集大成とも言える密教では、その暗黒の宇宙=神であり、己であり生命を意味します。
そんな事だけでなく、他にも話したいことが沢山ありますので、ほとぼりが冷めた頃、また突撃します。
これから私の人生がどうなるか分かりませんが、刀折れ矢が尽き、骨が砕けて最後の血の一滴を流し切るまで、まだまだロンドが続きそうです。
そんな事だけでなく、他にも話したいことが沢山ありますので、ほとぼりが冷めた頃、また突撃します。
これから私の人生がどうなるか分かりませんが、刀折れ矢が尽き、骨が砕けて最後の血の一滴を流し切るまで、まだまだロンドが続きそうです。
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