本記事は、長年ウインドウズPCを使用してきた人間が、マックユーザーに変わって戸惑ったことや気付いたことを、購入の段階から記していきますので、デスクトップのiMacやノートのMacBookの購入を考えている方の一助になれば幸いです。
まずWindowsを手放すと、ワードやエクセルが使えなくなることを心配する方がいますが、ネットの常時接続が当たり前となった今、データがネット上に存在し、端末を選ばずに使用できる、Googleのクラウド型文書作成アプリGoogleドキュメントや表計算アプリGoogleスプレッドシートの方が使い勝手はいいでしょう。
しかも、Googleのドキュメントやスプレッドシートは、Wordのファイル形式(.docx)やExcelのファイル形式(.xlsx)をダウンロードして出力できるので、この点でも心配いりません。
もちろん(.docx)や(.xlsx)のファイル形式は、Macの文章作成ソフトPagesやMacの表計算ソフトNumbersで読み取ることができ、またPagesやNumbersからも(.docx)や(.xlsx)のファイル形式も出力できるので、ワードやエクセルがなくとも問題はありません。
しかも、Googleのドキュメントやスプレッドシートは、Wordのファイル形式(.docx)やExcelのファイル形式(.xlsx)をダウンロードして出力できるので、この点でも心配いりません。
もちろん(.docx)や(.xlsx)のファイル形式は、Macの文章作成ソフトPagesやMacの表計算ソフトNumbersで読み取ることができ、またPagesやNumbersからも(.docx)や(.xlsx)のファイル形式も出力できるので、ワードやエクセルがなくとも問題はありません。
今回私がウインドウズからマックに変えた一番の大きな理由は、Apple Booksで本を出版するには、iTunes ConnectでダウンロードできるiTunes Producerと呼ばれるアプリケーションが必要で、このアプリを動かすには、OS X 10.9以降を搭載したMacが必要だったからです。
では、Mac製品の中で何を選択するかを考えた時、初めは、近頃性能を向上させている廉価なiPadを考えていましたが、iOSでは出版できないと当時のカスタマーセンターから回答を頂いたので、次に最も安いノートのMacBook Airに焦点を絞ったものの値段とスペックのバランスに疑問符が付き、MacBook Proは値段が張っているため、ならばいっそのこと、昔と比べて随分スリムになったデスクトップのiMacにしようとのことになりました。
まず、購入場所を家電量販店かApple Storeで悩むと思いますが、アップル製品は価格が一律に決められており、街の電気屋さんでも激安価格は望めないため、金額的な部分ではポイントの還元だけの違いになります。
ネットの情報では、Apple Storeでも値切りに応じてくれることがあると記されていたため、実店舗に赴いて店員さんに聞いてみましたが、決算期にも関わらず、にべもなく断られました。
保証が延長されるアップルケアに加入すれば、値下げに対応してくれる場合があるとの情報もあったので、こちらも聞いてみましたが、やっていませんとのことでした。
もしかしたら、時期や店員さんによって対応が違うのかもしれませんので、購入予定の方は、ダメ元で聞いてみるのもいいかもしれません。
メモリの増設や、キーボードをテンキー付きに変えたりと、もしアップグレードをしたいのなら、Apple Storeで購入しなければなりません。
一番の大きな違いは、初期不良の対応が家電量販店の場合は修理に出されるが、Apple Storeで購入した製品は新品に交換してくれるとのことでした。
機械モノには必ず外れがあるので、この点をどう判断するかでしょう。
ただ、厳しく品質管理されている昨今の工場では、一昔前の外車のような故障率はなく、そこまで心配することではないのかもしれません。
他のサポートに関しては同じということでした。
以上は、あくまでも私の体験談で、状況が変わっている場合もあると思いますので、購入時はしっかり確認してください。
ちなみにアップルストアには、実店舗とWEB店舗があります。
ここからは私が感じた操作で異なる点を挙げていきます。
根本的な違いは3つ
ウインドウを閉じたり、最大化や最小化するボタンがWindowsでは右上だが、Macでは左上である。
再起動や電源を切る(シャットダウン)ボタンが、Windowsでは左下のスタートボタンを押すと出てくるが、Macでは左上のリンゴマークを押す。
半角と全角、かなと英数入力を切り替える場合、Windowsでは半角全角ボタンを押す度に切り替わるが、Macではカナの時はカナボタンを押し、英数の時は英数ボタンを押す。
大きな違いであるキー入力
私は、「Apple Magic Keyboard ・JIS配列」を使用しているのですが、まずMacには「Backspace」キーがなく、同じ働きをするのが「delete」キーになっています。
そして、カーソルの右側を消すWindowsの「delete」キーに相当する物理キーがなく、「fn+ delete」で代用しています。「control+D」でも消せます。
また、キーボード本体の記載で、一部「shift」・「tab」・「caps」・「delete」キーなどに印字がないバージョンもあります。これは慣れれば問題ないものの、初心者には優しくなく、印字するだけなので真っ先に改善して欲しいところです。
ショートカットの違いはほとんどない
OSのバージョンによって若干の違いはありますが、コピペなどの操作は「コントロール」から「コマンド」のボタンに変わるだけで、そこまでの違いはありません。
カナの一発変換を設定する
MACにはカナの一発変換を行うWindowsの「F7」に相当するボタンがありませんが、1発で変換を行いたい場合は、
「システム環境設定」→「キーボード」→「キーボード」
で、
「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」
にチェックを入れれば、「F7」ボタン一つで全角カタカナ変換ができ、以下のようにWindowsと同じ操作方法となります。
カナ入力
また、MACで平仮名の小文字を入力するには、かな入力状態にして、以下のように打ち込みます。
ぁ x+a
ぃ x+i
ぅ x+u
ぇ x+e
ぉ x+o
っ x+tu
ゅ x+yu
Windows風のキー操作
MACは入力した文字を確定するために2回エンターキーを押さなくてはならず、これは非常に煩わしさを感じました。
これをenter1回で確定にするには、
「システム環境設定」→「キーボード」→「入力ソース」→「日本語」
で、
「Windows風のキー操作」
にチェックを入れれば大丈夫です。
ライブ変換
さらにマックは、文字入力中に勝手に変換されるライブ変換がデフォルトで設定されているので、これを止めるため、
「システム環境設定」→「キーボード」→「入力ソース」→「日本語」
で、
「ライブ変換」
のチェックを外しています。
マウス・Apple Magic Mouse 2がデフォルトだと操作しずらい
- 右クリックができない。
- マウスの表面を指で上方にスクロールをすると、画面が下にスクロールされ、マウスの表面を指で下方にスクロールすると、画面が上方にスクロールされ、上下が逆になっている。
- マウスを軽くワンタッチするだけで表示画面がズームされてしまい、これが頻繁に起こる。
そのため、
「システム環境設定」→「マウス」→「ポイントとクリック」
で以下のように設定変更をしました。
「システム環境設定」→「マウス」→「ポイントとクリック」
で以下のように設定変更をしました。
- 副ボタンのクリックにチェックを入れる。
- スクロールの方向 ナチュラルのチェックを外す
- スマートズームのチェックを外す
以上がMACを購入してから私が行った設定と、つまずいた点です。
もちろんMACという新しいパソコンを購入したのだから、新しい設定で使用してもいいかもしれませんが、一般の職場やネットカフェで接するのは、ほぼウインドウズPCのため、切り替わっても戸惑わない設定を望む方も多いはずです。
今の所、MACのパソコンの操作で戸惑った点はこれぐらいで、意外とスムーズに移行できたような気がします。
しばらく使用してみて一番感じた点は、マジックマウスが非常に優れものだということです。
作業画面を切り替えるスワイプやダブルタップなど、流石に1万円もするマウスだけあって高性能です。
私はもともとアンチアップル派の人間で、MACに関しては、グラフィックスや音楽関連でいいソフトがあったとしても、所詮は流行りだと思っており、iPodやiPhoneブームなども冷ややかな目で見ていましたが、今回初めてアップル製品を使用して、特にこの使い勝手の良いマウスは質感やフォルムも魅力的で、一昔前のものづくりに力を入れていた日本の製品を思い出しました。
実際スティーブ・ジョブズはソニー製品から影響を受けており、ともすると日本の企業が忘れてしまったと言われるその精神を汲んでいるようにも感じ、だからこそ値が張っても受け入れられているのだと思いました。
現在は快適に過ごせているマックライフですが、セカンドPCは、いま密かな注目を集めているGoogleのノートパソコン、「Chromebook(クロームブック)」に狙いを定めています。
ChromebookのOS・クロームOSは、最新版であればGooglePlayストアが使えるというのは大きいです。
いまやネットの接続はスマホメインが増えており、ソフト開発の主戦場はスマホに移っています。
そして、iOSのApple storeとAndroidのGoogle Play ストアは、ユーザーから見ればほぼ同等のため、このGoogle Play ストアをPCで使用できるというのは非常に大きなメリットです。
セキュリティに関しても、ネットに接続する端末であれば100%の安全とはいきませんが、Chromebook はアップデートが自動更新であり、「多層防御」の原則に基づき、複数の層で情報を保護する高度なセキュリティ機能を備えているため、ネットに接続するWEBブラウザGoogle Chromeに脆弱性が発覚しても安心です。
もちろんワードやエクセルのように、社会人としてプレゼンや説明用資料として用いる可能性のある、マイクロソフトのパワーポイントもGoogleスライドで代用できます。
Googleスライドもワードやエクセルのように、パワポ拡張子( .pptx)で出力できるのでこの点も問題ないでしょう。
もっとも、今はビジネス現場でも企業が採用するクラウド型・グループウェアにおいて、マイクロソフト提供のOffice 365よりもGoogle提供のG Suiteの方が人気があるようですから、 後発にも関わらず、世界シェアNO1を獲得したWEBブラウザGoogle Chromeや、YahooメールやHotmail を超えて普及していった個人用のGメールのように、パソコンもChromebookに取って代わられるかもしれません。
マックに関しては、今後気付いた点が出てきたら、また付け足します。
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